さらに、物体間の相互作用の約束事として、運動の第3法則
二つの物体間で及ぼしあう相互作用のすべては、大きさが等しく、向きが反対である。
があり、別名で作用・反作用の法則ともよばれています。
この法則は二つの物体が接触して力を及ぼしあう場合も、接触しないで力を及ぼしあう場合も無関係に成立しますが、考え易い例としては物体が接触して力を及ぼしあっているときを想像すればよく、接触により一方が他方に力を作用すると、逆に他方も一方を同じ大きさで向きが正反対の力を作用するという意味になります。そして、これらの作用は同一の物体に作用する力ではないので作用と反作用が釣り合うと表現はしないので注意してください(図4-2-1)。

図4-2-1. 作用・反作用の例